奈良・日帰り宇陀めぐり〜こだわり野菜のランチと龍鎮渓谷の自然を楽しむ～

2024.11.30

特集

「うだ薬湯の宿やたきや」は、自然が織りなす美しい風景や、心静まるスポットがたくさん点在する宇陀市にあります。宿泊していただくと、静かな夜も含めて土地の魅力をたっぷりと堪能いただけますが、ランチも大変好評をいただいております。今回は、やたきやのランチとともに、ぜひお立ち寄りいただきたいおすすめのスポットをご紹介します。

心と体に宇陀の恵みをたっぷりと

築約300年の茅葺き屋根の古民家を改装した「うだ薬湯の宿やたきや」。広々としたダイニングで提供するランチは、野菜や植物性食品を中心とする心と体に優しい創作イタリアン（完全予約制）です。やをらコースは、採れたて野菜のサラダにはじまり、前菜の盛り合わせ、スープ、旬のパスタ、デザートまで、地元の野菜や薬草をたっぷりと味わっていただける内容です。自家製のフォカッチャは、じゃがいもを練り込んでいるためもっちりとした食感で、焼きたてを提供しています。野菜のおいしさは言うまでもありませんが、季節ごとにシェフが様々な食材をアレンジしてくれるため、女性のお客様にも大変喜んでいただています。ドリンクには大和当帰葉を使用したクラフトコーラ「帰楽可楽（きらくコーラ）」をおすすめしています。甘さ控えめですっきりとしたスパイシーな味わいが、お料理にもピッタリです。

◆ランチ情報

ランチのご予約：0745-85-3650

＊ランチ税込3,850円～（11:30と12:00の二部制、火土日営業、要予約）
＊お電話の受付時間10:00-18:00（水曜休）

空気に、景色に、癒されて

ゆっくりとお料理を堪能したあとは、車を走らせ「龍鎮神社」へ。地元民にも人気があり、何度も訪れたくなる場所のひとつです。国定公園・室生赤目青山国定公園内に位置する「龍鎮渓谷」にあり、室生ダム湖に注ぐ深谷川上流にひっそり佇んでいます。

「海神社（かいじんじゃ）」の境外摂社で、ご祭神は高麗神（たかおかみのかみ）。水をつかさどる雨乞いの龍神様をお祀りしています。参拝前に室生口大野駅近くの「海神社」へのご挨拶も、お忘れなく。

「龍鎮神社」へは、国道165号から室生ダムを目指します。駐車場はないため、室生ダムの駐車場に停めて、景色を楽しみながら約20分のハイキングタイム！ダムを越えて周回道路を右に進むと、龍鎮橋にたどり着きます。ここに神社へ進む歩道の入り口があります。

自然が包み込む、神秘の世界へ

川のせせらぎ、鳥のさえずりに耳を澄ませるだけでも心がほっとしますが、歩道に入ると、ひんやりとし、深い緑が全身を包み込んでくれます。少し坂道があったり、石が凸凹している箇所があったりするので、肌の露出が少なく、歩きやすい靴をおすすめします。

＊雨上がりは、水位も高く、路面も滑りやすくなっているのでお気をつけてください。
＊神聖な場所のため、遊泳やキャンプ、バーベキューなどは禁止されています。

苔むした岩や植物観察も楽しみながら、歩いて約5分ほどで、左手に鳥居が見えてきます。鳥居をくぐれば、龍鎮の滝。陽に照らされ、水位が安定しているときは、エメラルドグリーンの美しい滝壺に流れこみます。その滝壺の傍に、龍神様を鎮めるためにつくられた祠が祀られています。かつては雨乞い神事も執り行われたようですね。一帯は神秘的な気に包まれています。滝壺のそばへいくと、心地よい風が吹き、ただ居るだけで心も体も浄化されるようです。秋は紅葉もおすすめです。