黄金のすすきと紅葉を巡る。宇陀で味わう実りの秋旅
ジャーナル
夏の気配が少しずつ遠ざかり、朝晩の空気に心地よい涼しさを感じる頃。
奈良・宇陀の里山にも、ゆっくりと秋が訪れます。
木々の葉が少しずつ色づき、田畑では収穫の季節を迎え、食卓にも栗やきのこ、新米など、秋ならではの味わいが並び始めます。
10月から11月にかけての宇陀は、景色も食も、一年の中でも特に季節の移ろいを感じられる時期。
やたきやを拠点に、曽爾高原のすすきや鳥見山公園、室生寺の紅葉を巡りながら、里山の秋をゆっくり味わってみませんか。

やたきやの庭先にも訪れる「実りの秋」
やたきやの敷地には栗の木があります。
夏の間、緑の葉に包まれていた栗も、秋が深まるにつれて少しずつ実りの時を迎えます。
枝の先に見えるいが栗。
足元に落ちた栗。
そんな小さな変化からも、里山では季節が進んでいることを感じます。
華やかな観光名所だけではなく、宿の庭を歩き、木々を眺め、その土地で実るものに目を向けてみる。
それも、自然に囲まれたやたきやだからこそ楽しめる秋の時間です。
敷地内の農園では野菜も育てられており、やたきやでは農園の無農薬・有機野菜をはじめ、旬の素材を使った料理を提供しています。料理の内容は季節や仕入れによって変わるため、その時季ならではの味との出会いも旅の楽しみのひとつです。
栗、きのこ、新米。秋を味わう食卓
秋の旅で楽しみにしたいのが、やはり季節の味覚。
ほくほくとした栗、香り豊かなきのこ、そして収穫されたばかりの新米。
自然の中で過ごしたあとにいただく秋の味覚は、いつもの食事とは少し違って感じられるものです。
派手な演出ではなく、その時期に採れるもの、その土地で育ったものをいただく。
ひと皿ごとに季節を感じながら、ゆっくりと食卓を囲む時間をお楽しみください。
朝、外へ出て木々を眺める。
昼は秋の宇陀を散策する。
夕方に宿へ戻り、温かな料理を囲む。
そんなシンプルな一日の中に、この土地ならではの秋があります。

黄金色に輝く、曽爾高原のすすき
秋の宇陀旅でぜひ訪れていただきたい場所のひとつが、曽爾高原です。
やたきやから曽爾高原までは、車で約35〜40分。
曽爾高原は一面をすすきに覆われた草原で、秋になると穂が陽射しを受けて銀色や金色に輝きます。曽爾村観光協会では、秋の景色として10月下旬から11月中旬頃の写真も紹介されています。曽爾村観光協会
特に夕暮れ時。
西から差し込むやわらかな光を受けると、すすきの穂が黄金色に染まり、風が吹くたび草原全体が波のように揺れて見えます。
歩く時間帯によって、銀色にも金色にも表情を変えるすすき。
少し肌寒くなった秋風を感じながら、広い高原をゆっくり歩いてみてください。
やたきやの過去の記事でも、10月半ば頃の夕刻に、斜めから射す光によってすすきが黄金色に輝く景色を紹介しています。
景色も食も、秋だからこそ出会えるものを
曽爾高原の黄金色のすすき。
鳥見山公園の色づく木々。
室生寺の紅葉。
そして、やたきやの庭で実る栗や、食卓に並ぶ秋の味覚。
秋の宇陀には、わざわざ遠くまで何かを探しに行かなくても、季節そのものを楽しめる風景があります。
昨日より少し冷たくなった風。
少しずつ色を変えていく山。
旬を迎えた食材の香り。
そうした小さな変化を見つけながら旅をすることが、里山で過ごす秋の魅力なのかもしれません。
この秋は、予定を詰め込みすぎず、自然の流れに合わせて過ごしてみてください。
昼は黄金色のすすきや紅葉を巡り、夕方にはやたきやへ。
里山の静けさの中で秋の味覚を楽しみ、ゆっくりと一日を終える。
宇陀の自然が一年で最も豊かな表情を見せる季節を、やたきやでお楽しみください。
期間
10月1日〜11月30日
おすすめの秋景色
曽爾高原:秋のすすき
鳥見山公園:例年10月下旬〜11月下旬頃の紅葉
室生寺:例年11月中旬〜12月上旬頃の紅葉
場所
うだ薬湯の宿 やたきや
奈良県宇陀市榛原八滝1835番地
周辺観光
曽爾高原まで車で約35〜40分(約17km)
※紅葉やすすきの見頃は、その年の気温・天候などによって前後します。